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◆ワインの保存について◆

 ワインには熟成を必要とするものと、逆に早く飲んでしまうタイプに分けられます。このコーナーでは数年以上にわたってワインを保存する必要がある場合についてご紹介いたします。(買ってきて比較的早く飲むようなワインに関しては、こんなに神経質になることはありません。)

 とくに赤ワインには、その真価を発揮するために数年〜数十年もの熟成を必要とするものがあり、このようなワインを購入したり、人からいただいたりした場合にはうまく熟成させてあげる必要があります。つまり上手にワインを保存する必要があるわけです。
ワインを保存するためには、次のような制約、条件が必要になるといわれます。

■ワインの保存に関する注意事項■
■保存温度は14℃前後がベスト!

 ワインの熟成には14℃前後が最も良いといわれております。この温度よりも高すぎると熟成が進みすぎ、低すぎるとワインが熟成しないことが科学的に解明されています。またワインは急激な温度変化でも、品質が非常に劣化してしまいます。
これは高温から低温になるときに酸素がワインの中に取り込まれ、急激に酸化するためです。
ワインが40℃以上の高温になると、ジャムを煮つめたような香りがついてしまい、せっかくのワインの高貴な香りをだいなしにします。
ワインは高温になると膨張し、コルクを押し上げ、吹きこぼれてしまいます。このとき吹きこぼれた分だけ空気が入るので、ワインが酸化してしまいます。
■保存湿度は70%以上がベスト!

 ワインを保存する環境の湿度が低いとボトルのコルクが乾燥し、ボトルの口とコルクの間に隙間ができてそこから空気が入り込み、結果ワインが酸化してしまいます。これを防ぐため、コルクを乾燥させないようにワインの保存環境を高湿度に保つのがよいといわれています。
■保存場所は振動のない場所がベスト!

 熟成中のワインに対する振動は、その熟成に悪影響を与えると言われています。ボトル内で熟成中のワインは、コルクからほんのわずかですが酸素を得て熟成(酸化)しています。ワインの熟成に対する酸素が適量でも、振動があると酸化作用を促進してしまい、、そのワインの熟成はうまくいきません。
■保存場所には光がない場所がベスト!

 ワインは直射日光や紫外線に当たると変色して品質が劣化します。ワインのボトルは光りを避けるように、着色された物が多いのもその為です。やはり直射日光や紫外線は避けましょう。
■保存場所には臭いがない場所がベスト!

 ボトルにはコルクで栓がしてありますが、そこからはワインの熟成に必要な酸素がほんのわずかずつですが取り入れられています。ワインの保存場所に強い臭いがあったなら、ボトルのコルク栓からその臭いが入っていき、ワインにはその臭いがついてしまうでしょう。物置での灯油の臭い、冷蔵庫の中の肉や魚などの臭いなども要注意です。
■ボトルは寝かせるのがベスト!

 ボトルを立てると、コルクと液面の間に空気の隙間ができ、コルクは乾燥します。このためコルクは弾力性を失い、密閉性が損なわれ、その隙間から空気がボトル内に入り、ワインは酸化します。従ってボトルは横に寝かせ、コルクを常にワインに接触させた状態で保存しなければなりません。しかし最近、ソムリエの田崎真也さんをはじめ、「立てたボトルのコルクとボトル内のワインの液面と間の隙間は、湿度が95%以上あり、このためにコルクが乾燥するとはとても思えません。 従って、保存環境(外気)の湿度が高ければ、ボトルを立てて保存しても全く問題ないと思います。」 しかし外気の湿度が低くなる可能性のある場合には、従来どおりの『ボトルは寝かせて』の保存が望ましいと思います。

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